掛け軸、本物かどうか突き止めるには?

美術品の中でも、一番偽物が多いのは掛け軸だと言われています。肉筆であっても、結構精巧に書かれているため、専門家が見ても思い付かことがあるようです。なので、素人が偽物をつかまされることが多いのも、掛け軸のようです。とりわけ有名な作者の掛け軸は、9割が偽物かもしれないと言われています。お祖父さん等から受け継いだ掛け軸と言っても、きっちり本物とは限りません。お祖父さん自身が、偽物を買わされた可能性もあるからだ。では、どうして本物かどうか見定めることが出来るでしょうか。

とにかく掛け軸の左下における、落款や署名が手掛かりでしょう。署名は素人が見たのでは、何が書いてあるか読めないはずなので、専門家に見てもらいましょう。プロの鑑定士なら、作者名が誰ですか分かると同時に、その署名が作者自前か、そうでないかも頷けるはずです。

また、掛け軸をどのようにして手に入れたか、というのも素晴らしい判断材料になります。お祖父さんが長年懇意としていた骨董商から買った、ということを聞いていたとしても、長年偽物を買わされていたという例もありますから、おしなべて信用できません。ですが、お祖父さんが長年面倒をみていたほうがなかなか成功し、お祖父さんへお礼としてくれた掛け軸だとしたら、偽物でないリスキーは大きいかもしれません。

また、熟練を積んだプロの鑑定士の場合、ずいぶん精巧に書かれたもので、署名も落款も本物っぽくても、全体に絵を見て違和感を感じて、偽物と見破ることがあるようです。それは何年も何十年もその作者の絵を見て来た鑑定士でなければ、思い付かような些細な部分だ。例えば絵としてはメインの部分でなくても、脇の動物や昆虫の書き方に雑なものを感じたりして、偽物と分かったりすることもあるそうです。

掛け軸はおよそ、木箱に入っているものですが、その木箱の裏とかに作者名や題名などが書いてある事が多いものです。それを見ても本物かどうか判断する材料になります。木箱の作りが粗末なものだったりすると、偽物の可能性も高くなりますが、偽物も全然最適木箱に入っていることも起こるようなので、安心できません。木箱と共に付いある資料なども、判断材料になります。「何、こういう古くてきたない紙は・・」として、投げ棄てたりしないでくださいね。引用

掛け軸、本物かどうか突き止めるには?